妙見寺ブログ

  • 2022年

    2022年01月01日

    2022年が始まりました。
    新年明けましておめでとうございます。

    今年は寅年です。十二支は植物の成長に例えられ、寅の年は厳しい時代を乗り越え種から発芽した植物の芽が勢い良く伸びていくという「成長の年」になると言われております。今年もまだまだ新型コロナウイルスと向き合っていかなければなりませんが、寅のように逞しく、希望を持ち充実した一年に致しましょう。

    2022年が皆様にとって素晴らしい一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。合掌

     

  • 師走

    2021年12月01日

    12月となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

    現在副住職が赴任しておりますハワイのお寺では12月末に門松作りが行われます。写真は昨年撮影したものです。檀家様の自宅にある立派な松や竹を提供していただき、自分たちで電動のこぎり使って竹を切り、紐で縛って飾りつけまでして完成させます。昔からやっておりますので檀家の皆様はプロの様にとても手際が良くあっという間に完成いたします。

     

     

       

     

    また、12月は師走と言われますように皆様は年末や新年為の準備や掃除、または仕事納めで何かとお忙しく過ごされるかもしれません。しかし12月は仏教徒にとって大切な月です。皆様12月8日は何の日かご存知でしょうか?それはお釈迦様がお悟りを開かれた大切な日です。

    お釈迦様は幼少期からこの世が苦で溢れたものであると理解し、全ての人が救われる道はないのだろうかという疑問を解決する為に、俗世の生活から離れ29歳から修行を始められます。約6年間厳しい修行を行いますが真実を理解することはできませんでした。そして6年間の苦行を止め、菩提樹の下で12月1日から8日間坐禅を行いました。そして遂に、12月8日の早朝にお悟りを開かれました。それ以降は人を救済する存在として80歳で亡くなられるまで約45年間人々をお救いになられました。

    曹洞宗ではそのお釈迦様のご修行に沿って、各お寺や修行道場では12月1日から8日まで臘八摂心(ろうはつせっしん)という集中修行期間に入り、8日には成道会(じょうどうえ)といわれる法要を行います。

    何かとお忙しい毎日を過ごされるかもしれませんが、心静かに椅子やクッションの上に座り5分でも10分でも構いませんので坐禅をしてみてはいかがでしょうか?清らかな心で来る2022年をお迎え致しましょう。合掌

     

  • お詫び申し上げます。

    2021年11月10日

    システムの変更により妙見寺のウェブサイトが10月4日より閲覧することが出来なくなっておりました。御迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。

    2021年11月8日より変更作業が終わりましたので通常通りご覧いただけます。

    今後とも宜しくお願い致します。皆様のご多幸とご健康と心よりお祈り申し上げます。合掌

     

     

  • ハロウィン

    2021年11月01日

    11月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    昨日の10月31日はハロウィンでしたね。今年もコロナの影響もあり静かなハロウィンとなりました。

    副住職の赴任しておりますハワイのお寺では、日曜日がちょうどハロウィンでしたのでハロウィンにちなんで入口にカボチャをくり抜いた「ジャック・オー・ランタン」をお釈迦様と一緒に飾りました。また法要の後には、参加者へお釈迦様の言葉が書かれたハロウィンのお菓子が配られ楽しい時間を過ごしました。

    ハロウィンのお菓子をあげることも、人に何かを与える「布施」の修行の一つになるのではないでしょうか。人に物を贈るときはただ物を渡すのではなく、受け手の気持ちを考え真心を込めて贈りましょう。受け取った人は贈ってくれた人の気持ちを考え、「ありがとう」と言葉に表して感謝致しましょう。曹洞宗では受け手が発する「ありがとう」という言葉も「愛語」と言う布施の修行の一つなのです。

    まだまだマスクを着用して互いに距離をとって過ごさなければならない日々が続きますが、そんな日常でも「布施」の修行を通して互いが笑顔になれる行動を起こしてみてはいかがでしょうか。「布施」は受け取った人も贈った人も両方幸せになる素晴らしい修行なのです。一緒に笑顔溢れる毎日を過ごしてまいりましょう。

  • 達磨様

    2021年10月01日

    10月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか?
    10月5日は曹洞宗寺院で達磨様のご遺徳を偲んだ法要が執り行われます。
    達磨様は150歳まで生きた方と言われております。達磨様は60歳を過ぎてから中国へ行き、約90年間亡くなる直前まで仏様の教えを伝え続けられました。ただ仏法を口で伝えるだけではなく、達磨様は坐禅の実践を大切にされました。曹洞宗では壁に向かって坐禅を行いますが、これは達磨様が壁に向かって9年間坐禅をしたことに由来します。達磨様の努力があり、今の曹洞宗があるのです。
    諦めることなく精進し続ける達磨様のお姿を私たちは見習わなければなりません。合掌

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