妙見寺ブログ

  • ご本尊様の前でご法事をしてみてはいかがでしょうか?

    2017年01月30日

    一月の末になり厳しい冬の寒さが続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。

    氷点下ではございますが、少しずつ春に向け境内の木蓮の花の芽も成長しております。この木蓮ように、私たちも冬の寒さに負けず元気に毎日を過ごしてまいりしょう。

    さて、妙見寺ではご法事の際はよくご自宅へ行きお経をおあげさせていただくことが多いのですが、お寺でのご法事もご提案させていただいております。イス席をご用意しておりますので足の悪い方でも楽に法事ができます。法事の後は、仕出しを注文してお斎をお寺でおこなうことも可能です。ご本尊様の前でご法事ができるというのは亡き人が与えてくださった大切な機会です。ぜひお気軽にお問合わせください。

  • 門松

    2016年12月25日

    2016年ももう残すところあと僅かとなりました。皆様如何お過ごしでしょうか?
    年の瀬も押し詰まって来ましたのに、まだ剪定もままならず写真の通り木が伸び放題となっております。12月は「師走(しわす)」ともいいますように、何かと予定がありバタバタした毎日を過ごさせていただいております。
    副住職の赴任させていただいておりますお寺でも新年を迎える為に準備をしております。餅つきはもちろん、門松づくりまで行います。

    海外では当然ホームセンターなどでは売っておりませんので、松・竹・梅を檀家様が自宅で育ててくださり、この日の為に持ってきてくださいます。皆で手分けして竹を切ったり・洗ったり・飾りつけをしたりと、時間と体力は消耗しますが想いのこもった門松を毎年作っております。

    皆様が良いお年をお迎えされますことを心よりお祈り申し上げます。合掌。

  • 茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す

    2016年11月26日

    皆様おはようございます。妙見寺では山茶花が綺麗な花を咲かせました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
    今月21日は瑩山紹瑾禅師(けいざん じょうきん ぜんじ)の降誕会ごうたんえ(誕生日のこと)にあたります。
    瑩山様は日本に道元禅師様が開かれました曹洞宗を、日本各地に広められたことで有名です。瑩山様はとにかく慈悲の心で溢れた方で、多くの人をお救いするために尽力された方です。瑩山様が書かれた文献には「人を救うために、私はこの命をささげても構わない」と記されていたほどです。
    そんな瑩山様は師匠である義介禅師様より平常心是道(特別な方法や近道はなく、日常生活の中に仏道そのものであるということ)という教えを聞いた際、瑩山様は「喫茶喫飯」(茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す)という教えを説かれました。

    「喫茶」とはお茶を飲む時は、目の前のお茶を飲むことに集中しましょうという意味です。「喫飯」はご飯をいただく際は、目の前のご飯を食べることに集中しましょうという意味です。「喫茶喫飯」という禅語は、一度に複数のことを同時に行うのではなく、一つのことに丁寧に向き合っていくことが大切であるという意味があります。
    皆さんは忙しい毎日を過ごしている時、味わうことなく急いでご飯を食べてしまうことはありませんか?
    先日私は街を車で走っていましたら、ハンバーガーを食べながら車を運転している人を見かけました。おそらくゆっくりする時間がないので運転中に食事を済ませていいるのでしょう。他にも右手には携帯電話、左手でサンドイッチを持ちながらハンドルを握って運転している人を見たこともあります。とても危なっかしいですね。そんな時おそらくその人は味わうことなくご飯を食べているでしょう。意識はいたるところは向いています。しかしそれではよくないと瑩山様はおっしゃられます。
    私たちは毎日の生活の中で、忙しくしているとあらゆることを考えます。そうすると複数のことを同時に行い、気持ちが落ち着かなくなることがよくあります。
    やるべきことが抜けていないか心配になったり、次の仕事が気になって落ち着いて休むことができなかったり。気が付けば、いつの間にかマイナス思考になっているかもしれません。
    だからこそ、喫茶喫飯です。
    どんなに忙しくても二つ同時に行ってはいけません。食事をする時は、合掌して食べ物に感謝をしていただく。それ以外のことも他のことは考えず、深呼吸をして気持ちを落ち着けて一つのことに丁寧に向き合っていくべきです。そうすることによって、私たちの心はぶれることなく、落ち着いた状態でいることができます。いつどんな時でも一つのことに丁寧に向き合きあえる人になりましょう。合掌。

  • せせらぎ観音堂

    2016年10月25日

    妙見寺本堂向かいに「せせらぎ観音堂」(お骨お預かり堂)を建立致しました。

    このお堂は、観音様の慈悲の御心と、背後に流れる優しい水のせせらぎに包まれながら眠る、自然豊かな太子町の新しいお堂です。

    正面には宝珠(ほうじゅ)を手に持った観音様をお迎え致しました。宝珠の宝とは仏の心のことです。
    仏様の心は囚われのない素直なとてもすばらしい心です。私たちは誰でも元々その心が備わっていると仏教では言われております。しかし私たちは生きていく中で、その素直な心を失ってしまうことがあります。だからこそ観音様はこの宝珠を見せ、私たちがいつも仏様と同じ素直な心でいることを願われております。私たちが囚われなく笑顔で精一杯毎日を生きることが、何よりも故人様への供養となるでしょう。

    御希望されておられました方には順次御案内させて頂きます。


    せせらぎ観音像


    本堂の目の前にあります。


    ご迷惑をおかけしておりましたトイレも改修工事も完了致しました。


    女性専用トイレ


    男女兼用トイレ

  • 大正寺100周年記念法要

    2016年10月20日

    先日10月16日、副住職が赴任させていただいておりますハワイ島ヒロ市にある大正寺にて創立100周年記念慶讃法要が厳修されました。

    天候にも恵まれ日本やハワイ各島、アメリカ本土から総勢300以上の方がお越しになり、記念すべき100周年をお祝いいたしました。副住職は檀信徒供養の導師をつとめ、日本から妙見寺住職含め家族6人も参加しました。まだまだ未熟者の副住職ではありますが、本当に貴重な経験をさせていただきました。合掌。


    祝い餅まき


    梅花流詠讃歌


    導師をつとめる大正寺主任国際布教師(妙見寺副住職)


    本堂正面

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