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2021年が始まりました。
2021年01月01日
新年明けましておめでとうございます。2021年が始まりました。
今年は丑の年です。牛は昔より農耕を手助けする大切な動物として重宝されてきました。とても辛抱強く働いてくれることから丑の年は「我慢」、または「芽が出る」年とも言われています。これは私たちの生活に必要なことではないでしょうか。
昨年より、新型コロナウイルスによって私たちの生活は大きく変ってしまいました。お盆やお彼岸のお勤めをすることが叶わずお会いすることができなかった檀信徒様が沢山いらっしゃいます。
今年もしばらくは「我慢」の年になるかもしれません。しかしそれを乗り越えた時、私たちは気兼ねなく笑いあえる日々がどれだけ大切であったかを理解し、コロナになる前以上に一瞬一瞬を大切にして生きていくことができるのではないでしょうか。2021年が皆様にとって素晴らしい一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。合掌 -
安らかな心で過ごしましょう
2020年12月01日
12月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒さが厳しくなり、妙見寺では木蓮の葉がほとんど落ちてしまいました。しかしよく見てみますと、新しい来年の芽がしっかりと出てきております。来年の開花が今からとても楽しみです。
さて、12月8日はお釈迦様がお悟りを開かれた仏教徒にとって大切な日です。お釈迦様は12月1日に菩提樹の下で坐禅を始められ、12月8日の朝にお釈迦様はお悟りを開かれました。
お釈迦様がお悟りを開かれた時、どんなお心だったでしょうか?おそらくどんな不安もなく、安らかな想いで満ち溢れていたのではないでしょうか。
禅語の中に非思量(ひしりょう)という言葉があります。様々な解釈がございますが、「自分の様々な考えを追いかけない」状態のことを指します。
私たちの生活の中で、人に嫌なことを言われたり、自分の思いのいかないことがあると、そのことばかりを考えてしまい、仕事が上手くいかなかったり、他の人に八つ当たりをしてしまうかもしれません。この時私たちの心は、とても不安定で、そのような心では冷静に物事を判断することができません。アメリカの神経学者の調査によると、人は一日で約15000~50000のことを考えるそうです。そしてその80%が恐れに関する考え事だそうです。それだけ私たちはいつも考え事をし、悩んでいるのです。
ですから私は皆さんに坐禅をおすすめします。姿勢を整え、静かに深呼吸し息を整え、非思量(自分の様々な考えを追いかけない)の時間を持つことで、私たちの心は自然と穏やかになっていきます。坐禅は私たちの毎日を安らかなものにしくれます。
12月は新年に向かい年賀状を書いたり、掃除をしたりと何かと忙しくなるかとは思いますが、そんな時こそ、静かに坐る時間を作っていただきお釈迦様のような安らかな心で毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。合掌
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小便器を設置致しました。
2020年11月01日
11月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。寒くなってまいりましたね。
先月妙見寺では山門隣に小便器の工事を行いました。短期間で工事が終わり写真は完成した様子です。
妙見寺へ参拝にこられる皆様がより快適に過ごせますよう、今後も努力してまいりたいと思います。合掌
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お彼岸
2020年10月01日
10月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか?
妙見寺では9月後半より秋が深まってまいりました。写真はございませんが、妙見寺には白い彼岸花もございます。
先月はお彼岸の月でしたので、下記の動画をシャアさせていただきます。
この動画は海外の曹洞宗寺院の中で、梅花流と呼ばれる詠讃歌をお唱えするグループが協力して作成したものです。
タイトルは彼岸御和讃です。名前の通りお彼岸の際にお唱えされます。副住職もこの動画作成に携わりお唱えしておりますので宜しければご覧下さい。合掌
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灯籠流し
2020年09月01日
9月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
8月はコロナの影響でほぼお盆のお勤めは僧侶のみでのお勤めを行い、毎年行っております夜施餓鬼(よせがき:お亡くなりになられた檀信徒様、妙見寺墓地に埋葬されておられる故人様、三界萬霊(この世あの世に存在する全ての霊)に対してお経をあげさせて頂く法要)は住職のみでお勤めさせていただきました。
副住職が現在赴任しておりますハワイ島大正寺では灯籠流しを毎年行っておりますが、コロナの影響で檀信徒様が集まることができなかったこともあり、動画を撮影しYoutubeで公開しております。
下記のリンクがハワイ島大正寺の灯籠流しの様子です、10分弱の動画ですので宜しければご覧ください。合掌灯籠流しビデオ