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ハロウィン
2021年11月01日
11月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨日の10月31日はハロウィンでしたね。今年もコロナの影響もあり静かなハロウィンとなりました。
副住職の赴任しておりますハワイのお寺では、日曜日がちょうどハロウィンでしたのでハロウィンにちなんで入口にカボチャをくり抜いた「ジャック・オー・ランタン」をお釈迦様と一緒に飾りました。また法要の後には、参加者へお釈迦様の言葉が書かれたハロウィンのお菓子が配られ楽しい時間を過ごしました。
ハロウィンのお菓子をあげることも、人に何かを与える「布施」の修行の一つになるのではないでしょうか。人に物を贈るときはただ物を渡すのではなく、受け手の気持ちを考え真心を込めて贈りましょう。受け取った人は贈ってくれた人の気持ちを考え、「ありがとう」と言葉に表して感謝致しましょう。曹洞宗では受け手が発する「ありがとう」という言葉も「愛語」と言う布施の修行の一つなのです。
まだまだマスクを着用して互いに距離をとって過ごさなければならない日々が続きますが、そんな日常でも「布施」の修行を通して互いが笑顔になれる行動を起こしてみてはいかがでしょうか。「布施」は受け取った人も贈った人も両方幸せになる素晴らしい修行なのです。一緒に笑顔溢れる毎日を過ごしてまいりましょう。
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達磨様
2021年10月01日
10月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか?
10月5日は曹洞宗寺院で達磨様のご遺徳を偲んだ法要が執り行われます。
達磨様は150歳まで生きた方と言われております。達磨様は60歳を過ぎてから中国へ行き、約90年間亡くなる直前まで仏様の教えを伝え続けられました。ただ仏法を口で伝えるだけではなく、達磨様は坐禅の実践を大切にされました。曹洞宗では壁に向かって坐禅を行いますが、これは達磨様が壁に向かって9年間坐禅をしたことに由来します。達磨様の努力があり、今の曹洞宗があるのです。
諦めることなく精進し続ける達磨様のお姿を私たちは見習わなければなりません。合掌 -
送り火
2021年09月01日
9月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
8月はコロナの感染者が増加し家族全員が集まるということが難しいお盆となってしまいました。妙見寺ではお盆期間中に施主様不参加でのお盆のお勤めを本堂でさせていただきました。8月20日には返信していただきました塔婆の送り火法要、並びに妙見寺墓地・せせらぎ観音堂の施食法要を勤めさせていただきました。皆様のご先祖様は今年も無事仏様の世界へ戻られ、いつも皆様を見守っていらっしゃるかと思います。9月は彼岸の月ですね。今年のお彼岸は中日の23日ですから20日から26日までがお彼岸の期間です。家の中を丁寧に掃除したり、家で椅子に座って坐禅をしたり、おはぎを食べて心穏やかにお彼岸を過ごしてみては如何でしょうか。合掌
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清夏
2021年08月01日
8月となりました、本当に暑い毎日が続いております、皆様いかがお過ごしでしょうか。
妙見寺では百日紅(サルスベリ)が綺麗な白い花を咲かせました。
眺めておりますととても爽やかで、夏の到来を実感させてくださいます。
さて、副住職の赴任させていただいておりますハワイのお寺では毎年盆踊りを開催しております。6月~8月にかけて金曜や土曜に合わせてハワイのほとんどのお寺が開催しています。名前は「盆踊り」ではなく「BON DANCE」と呼ばれ、地元の人は皆知っているハワイの伝統的なイベントになっております。規模はかなりのもので、若い人からお年寄りまでヤグラの周りに集まり音に合わせて踊ります。日本の夏祭りでも屋台で人が賑わうことはありますが、このようにヤグラの前で沢山の人が踊るという光景はあまり見られないかもしれません。当然日本のお祭りと同様食べ物を購入するところもあり、カキ氷(シェイブアイス)、ホットドッグ、スパムむすび、サイミン(ハワイ発祥のラーメン)、アンタギーなどを販売しています。下記の写真は2019年のものです。
例年盛り上がりをみせていた盆踊りですが、昨年よりコロナウイルスの影響で通常通りに開催することができず、ほとんどのお寺が中止しております。その為、副住職のお寺ではオンラインでの盆踊りを開催いたしました。オンラインでも良いからお寺の盆踊りを見たいという要望が多かった為です。
下記のリンクより盆踊りや太鼓パフォーマンスの様子をご覧いただくことができます。
動画を通してハワイの夏を感じでみては如何でしょうか。合掌
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曹洞宗×SDGs
2021年07月01日
7月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先月より綺麗な紫陽花が本堂の前に咲いております。ワクチン接種も始まっておりますが、まだまだ思う様には進まないものですね。
皆様の健康と幸せを心よりお祈りしております。
さて、今月は「SDGs(エスディージーズ)」についてご紹介させていただきます。
”SDGs(エスディージーズ)は「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の国連サミットで加盟193ヵ国の全会一致で採択された「貧困や飢餓の解消」「平和的社会の実現」などに関連する17の課題を、統合的・包括的に解決していこうとする国際目標です。曹洞宗はSDGsの理念である「誰一人取り残さない社会の実現」を「菩薩の誓願に生きる信仰実践」として、今までも、これからも、多くの人々と共に活動を進めていきます。”(曹洞宗公式ホームページより)
曹洞宗では以前より人権・平和・環境に対してい様々な取り組みを行っておりましたが、昨年6月よりSDGsを推進し各地でSDGsの理解を深める勉強会、17の目標を達成する為の実践がなされております。これはただ定められた17の目標を達成することだけが目的というわけではなく、実践することが仏教における「利他行(相手の幸せを願い行う仏道修行)」であり、自分自身の「仏の心」を育てる大切な機会でなのです。コロナ下ですが私たちにできることは沢山ございます。下記のリンクより曹洞宗の公式ホームページに掲載されておりますSDGsの概要と活動をご覧いただけます。Zoomなどオンラインで参加できるイベント情報、また我々の活動内容などが掲載されておりますので宜しければご覧いただけましたらと思います。
曹洞宗とSDGs‐人権・平和・環境
https://www.sotozen-net.or.jp/sdgs/妙見寺副住職もハワイで貧困を解消をすべく、お寺で集めた食品を食糧提供機関に寄付する活動を行っております。
https://www.sotozen-net.or.jp/sdgs/823/