妙見寺ブログ

  • お札

    2022年12月15日

    師走の中旬となりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    太子町では寒さが一層強まってまいりました。皆様どうぞ体を温かくしご自愛くださいませ。

    妙見寺では来年のお札(大般若祈祷札)作りをしております。皆様のご健康とご多幸祈り一枚一枚作らせていただいております。これらのお札は来年1日から3日間本堂でお勤めをして檀信徒の皆様へお送りさせていただきます。

     

  • 参拝

    2022年11月01日

    11月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    本日は終日雨ということもあり気温が上がらない寒い一日となりました。今後も寒い日が続きますのでなお一層ご自愛ください。

    さて先月は妙見寺に久しぶりの団体様がお越しになられました。太子町の歴史を学ぶツアーの関係で、太子街人の会の方々が約16名ほどお越しになられました。それに合わせて住職が妙見寺の歴史や11面観音様や北辰妙見大菩薩様についてご説明させていただきました。

    多くの方がご本尊様にお手を合わせてくださりとても嬉しいご縁となりました。コロナの影響でまだまだ難しい点はございますが、今後はこのような機会が増えますことを願っております。合掌

  • 精進と忍辱

    2022年10月01日

    10月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    暑さもやわらぎ秋らしい気候になってまいりました。妙見寺では白と赤の彼岸花が美しく咲いております。

       

     

    さて今月は一週間前がお彼岸であったということで、お彼岸に行うべき修行である「精進(しょうじん)」と「忍辱(にんにく)」についてお話をしたいと思います。

    精進とは、ひたむきに努力をすることです。一度上手くいったからと言って手を抜くのではなく、継続して努力を続けることが大切です。

    忍辱とは、面倒なことがあっても、不満などを言わず我慢強く毎日を過ごすことです。少々なことでは怒らず、冷静に物事と向き合うことです。

    努力をすること、我慢すること。これらは簡単なようでとても難しいことです。

    少し前にはなりますが、この二つの精進と忍辱の修行を実践したタイの12人のサッカー部の少年とそのコーチのお話をご紹介させていただきます。

    それは2018年の6月の終わりに起こったタイ北部チェンライの洞窟でのお話です。

    チェンライに住む12人のサッカー部の少年とそのコーチは、サッカーの練習が終わった後、皆で洞窟を探検をしにいったそうです。その際に洪水が発生し、洞窟の出入り口までの道が水で溢れてしまい、閉じ込められてしまいました。真っ暗の中彼らはひたすら救助を待ち続け、18日目にして彼らは救助隊に助けられ、無事全員生きて帰ってくることができたそうです。私はこのニュースを聞いてとても驚きました。

    想像してみてください、もし自分が真っ暗闇の洞窟の中で閉じ込められてしまったら、来るか来ないかわからない救助を2週間以上の間待ち続けることができるでしょうか?私は想像しただけで恐ろしく感じます。しかし彼らは無事生還することができたのです。

    彼らが生還出来たのは二つの理由があったからだそうです。一つ目は約2000人もの救助隊が彼らの捜索にあたったことです。多くの人が彼らの生還を願い、そしてその期待に応えるために多くの救助隊が必死に捜索にあたり彼らを救うことに成功しました。

    そしてもう一つはコーチが皆に瞑想を教えそれを実践したからだそうです。

    そのサッカー部のコーチは10歳の頃に両親を伝染病で亡くし、その後寺院で生活するようになり、座禅を組んで瞑想することを学んだそうです。コーチはその経験を活かし、子供たちに瞑想の方法を教え、仏様を信じて待ち続けた結果、彼らは奇跡的に全員生還できたそうです。

    私はこのニュースを通して、彼らの努力と忍耐に感動致しました。おそらく途中で諦めそうになる子もいたかもしれません。しかし最後まで互いに励まし合い、希望をもって待ち続けたからこそ全員が無事生還できたのではないでしょうか。

    彼らの行為はまさしく、「精進」と「忍辱」の行いであったのではないでしょうか。

    私たちの人生は何が起こるかわかりません。私たち人間にはいざという時が必ずやってきます。そんな時の為に、絶え間ぬ努力をする「精進」、我慢し冷静に物事に向き合う「忍辱」が必要なのではないでしょうか。

    お彼岸に限らず日々の行いの一つ一つに精進と忍辱の教えを活かし、大切な毎日を過ごしてまいりましょう。合掌

  • 副住職、帰国致しました。

    2022年09月01日

    9月になりました、皆様如何お過ごしでしょうか。

    今回は副住職帰国のご報告です。

    副住職は2015年より約7年間勤めておりましたハワイ国際布教師を辞任し、先月の8月10日に日本へ本帰国致しました。

    ハワイの国際布教師として活動するにあたり、ご支援くださいました御寺院様や檀信徒の皆様、誠にありがとうございました。今後は妙見寺にて檀務を行ってまいります。

    ブログは毎月アップしてまいります、今後共宜しくお願い致します。合掌

  • お盆フェスティバル

    2022年07月01日

    7月になりました、皆様いかがおすごしでしょうか。

    かなり蒸し暑い日々が続いております。水分補給をこまめに行っていただきくれぐれもご自愛ください。

    さて今回はハワイのお寺へ赴任しております副住職がお手伝いへ行きました、カウアイ島禅宗寺(ぜんしゅうじ)でのお盆行事についてご紹介させていただきます。

    ハワイでは9つ曹洞宗寺院がございますが、禅宗寺はハワイ諸島でも一番北側に位置するカウアイ島にあるお寺です。禅宗寺は1903年にできたハワイの曹洞宗でも一番初期にできたお寺です。副住職は今回この禅宗寺のお盆法要のお手伝いで行ってまいりました。

    禅宗寺ではお盆のことを「BON FESTIVAL(お盆祭り)」と案内しており、お盆の法要だけではなく様々なイベントが3日間開催されます。

    今年はコロナの影響でかなり縮小した形でのイベントでしたが、お盆法要、盆踊りワークショップ、仏様の顔出し看板、水風船すくい、ボール投げ、太鼓グループの演奏、演歌歌手のコンサートなどなど、かなり盛りだくさんのイベントで多くの人がお越しになられました。年々日系人の減少と共にメンバー数(檀家数)はかなり減ってはいますが、お盆の際のイベントはとても人気でコロナ前は約3000人の方がお越しになられていたそうです。

    日本の古き良き伝統を受け継ぎながらもアメリカナイズされたハワイのお盆は、現地の方々の大切な祈りの場、コミュニティの場として今も大切にされています。下には写真を載せましたので宜しければご覧ください。合掌

                

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