妙見寺ブログ

  • 竹内街道灯路祭りで坐禅会を行いました

    2013年10月21日

    先日19日、太子町にて『竹内街道灯路祭り』が行われました。
    ここ太子町は大阪堺市から奈良葛城市長尾まで続く、日本最古の官道(国家が作った道路)と言われる「竹内街道」が通っております。

    「竹内街道灯路祭り」は5年前より毎年11月に行われ、灯籠が並べられた街道沿いに、屋台やアート作品、プチコンサート、スタンプラリーなどのイベントが行われおり、この日は多くの方が太子町にこられます。

    そして今年2013年は、「大道」が敷設されてから1400年という節目を迎えられたということで、時代行列が行われました。町長や地元の子供達が聖徳太子や小野妹子、推古天皇などの衣装をまとい、妙見寺が出発地ということでいつもは物静かな妙見寺の山門前に多くの方が集まり、賑やかな日となりました。

     そして妙見寺も竹内灯路祭りの一環で、毎年『坐禅会』を行っております。我が太子町のゆるキャラ「たいしくん」にも妙見寺を紹介していただき、今年も充実した坐禅会となりました。

    毎年ございますので、来年ご興味あるかたは是非太子町へお越しいただき、「竹内街道灯路祭り」と「坐禅会」にご参加ください。合掌。

  • 畳の入れ替え、ふすま紙張替え

    2013年09月22日

    先週の10日~17日にかけて、本堂と客間の畳替え、ふすま紙の張り替え作業を行いました。新しい畳、ふすま紙にするとすごく気持ちがいいですね。畳を変えて5日経っても、い草の香りが本堂中に広がっております。

    妙見寺では御法事や御月参りの際、ご希望の方がいらっしゃれば、お寺にお越しいただき、本堂でのお勤めもさせていただいております。法要後に食事をしていただく場所もあり、お寺なら場所代もかかりませんし気兼ねなく使っていただけるかと思います。
    お気軽にご相談ください。

     明日はお彼岸の御中日です。亡き人に思いをはせ、感謝の気持ちをもってお墓参りを致しましょう。合掌。

  • 地蔵盆が行われました。

    2013年08月24日

    太子町で毎年恒例の地蔵盆が先週18日におこなわれました。
    地蔵盆と申しますと、子供達の守り神であるお地蔵さま(地蔵菩薩様)のご加護を祈る祭りのことで、子供達が主役のお祭りです。太子町では8月24日周辺の土日に行われるようです。昔はお地蔵さまのご縁日である24日、旧暦のお盆の時期なので7月24日に行われておりました。

     妙見寺の階段左にあるお地蔵さまも地域の皆様の協力で綺麗に飾りつけがされ、沢山のお供えが並びます。子供達は各場所に置かれてある飾りつけされたお地蔵さまにお参りをし、摺鉦(すりがね)と呼ばれる金属製の打楽器をならしてお菓子をもらいます。私も子供の頃は何度かお菓子をもらって各お地蔵さまに回っておりましたが、お地蔵様のありがたいご加護を受けるご利益より、目の前のお菓子をいただくご利益に目がくらんでおりましたのを今でも覚えております。しかしあの摺鉦の音が鳴ると夏の終わりを感じます。来月はお彼岸がございます、来月も今一度ご先祖様に感謝をしてお手を合わせていただければと思います。合掌。

  • 80人の子供達と2泊3日の合宿を行いました。

    2013年07月26日

    先日告知させていただいておりました「大阪子供禅の集い」。怪我等も無く無事円成致しました。

    みんなでラジオ体操、遠足、きもだめし、似顔絵ゲーム、ジェスチャーゲームなど、楽しい思い出をいっぱい作りました。

    それ以外に子供達には正しい食事の作法、朝のお経、坐禅など普段は経験しないお寺での生活もしていただきました。退屈だとか足が痛いとか、最初は嫌がる子供が多かったのですが、徐々にみんな一生懸命に正座して食事をしたり、声を出してお経をあげるようになっておりました。

    私がおこなった修行でもそうなのですが、規則正しい生活というのは人間一人では意外とできないものです。しかしみんなで行う「集団行動」ですと、少しの緊張感がうまれ、互いに助け合い、譲り合う協調性がうまれます。この禅の集いは小学校4年生から中学校3年生までの子供達が参加します。高学年の子は低学年の子をしっかりひっぱっていこうという気持ちが芽生え、低学年の子は高学年の子に遅れをとらないようにと一生懸命頑張ります。

     2泊3日と長いようなお寺の生活でしたが、あっという間に過ぎ、最後はさようならをするのが寂しくなってしまいました。友達もいっぱいできたから、また来年もきたいと言ってくれる子が多く見受けられました。

    また来年もお寺の山門をくぐる、元気いっぱいな子供達の笑顔が見れることを楽しみにしております。合掌。

  • アメリカ曹洞宗寺院に拝登いたしました

    2013年06月26日

    先週、私(副住職)はアメリカにある曹洞宗寺院に行って参りました。

    皆様は日本の曹洞宗寺院が海外にもあることをご存知でしょうか?

    曹洞宗の海外布教は1903年、ハワイ日系移民対策として始まりました。それから110年もの歴史が流れ、現在では、ハワイ、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパなど、世界各地に広がっています。外国人僧侶が約600人、日本からの国際布教師が約100人とで、今も世界各国で一佛両祖のみ教えを仰ぎ、曹洞禅の布教に力を注いでおられます。

     今回私も一度海外寺院を見させていただきたく、ご縁をいただき、アメリカロサンゼルスにあるの禅宗寺様、ロングビーチ仏教会様など、5ヵ寺にお邪魔させていただいたわけなのですが、朝のお勤めのお経は「Heart of Great Perfect Wisdom Sutra」と訳された英語の般若心経。本堂は礼拝堂のように長椅子が置かれ、仏教徒以外の人にも受け入れてもらいやすい形に変化させ、アメリカの寺院は存在しておりました。

    そしてアメリカのお寺は本当にメンバー様(御檀家様)とお寺との距離がなく、必ず週に一度は皆で集まり、一緒にご飯を食べたり、お寺の方向性を話し合ったりと、とてもお寺と人との繋がりを大切にされておられます。また坐禅会や書道、お花、体操などの教室があったり、日本と同様彼岸会、盂蘭盆会、涅槃会、花祭りなどの法要や、ひなまつり、七五三、餅つきなど日本の伝統行事なども行っておられます。

     話す言葉は違いますが、お寺本来の機能である、学びの場所、出会いの場所、人々の想いが集まる場所は、遠く離れた異国の地でしっかりと受け継がれておられました。そんな人々から期待され、足を運びたくなるようなお寺作りを、妙見寺でも檀信徒様、地域の皆様と考えていきたいと思っております。ご意見ご相談ございましたらお気軽にお寺にご連絡ください。

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