妙見寺ブログ

  • 新年

    2020年01月03日

    新年あけましておめでとうございます。
    令和最初のお正月、皆様はどのようにお過ごしになられましたでしょうか。妙見寺では1月1日から3日間本堂にてご祈祷をさせていただき、皆様のご健康とご多幸をお祈りさせていただきました。妙見寺のご本尊である十一面観音様も北辰妙見菩薩様もとても良いお顔をされていらっしゃいます。2020年が皆様にとって素晴らしい一年になりますことを心よりお祈り申し上げます。合掌

     

  • Bodhi day

    2019年12月01日

    12月になり今年もあと残すところ1カ月となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
    12月8日はお釈迦様がお悟りを開かれたことを祈念し、成道会(じょうどうえ)法要が曹洞宗のお寺で開催されます。お釈迦様は35歳の頃、6年間の苦行をやめ、菩提樹の下で12月1日から8日間坐禅をされました。そして12月8日の明け方、ついに真理にたどり着きお悟りを開かれたと言われております。その為、曹洞宗ではお釈迦様の実践された坐禅をとても大切にしております。

    副住職が赴任させていただいておりますのハワイのお寺では成道会の為に子供たちが下記の写真の作品を作りました。これはドットアートと言われるもので異なる数字のマスごとに決まった色を塗っていくと絵が完成するというものです。サンスクリット語で仏様の悟りを「Bodhi」といいますので、「Bodhi day」とはお釈迦様のお悟りを開いた日のことを意味します。
    12月は25日ばかり気にする方も多いようですが、12月8日はお釈迦様がお悟りを開かれた大切な日です。5分でも10分でも静かに坐る時間を作ってみてはいかがでしょうか。合掌。

     

  • 喜捨

    2019年11月01日

    11月になりました。寒くなってまいりましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。


    先日、老朽化している妙見寺の本堂をご覧になられた墓檀家様が、新しい材木を寄付してくださいました。大変ありがたいことでございます。住職がその材木をとりつけ、写真の通り本堂の正面が美しくなりました。
    仏教には「喜捨(きしゃ)」という言葉がございます。これはお寺に寄付をしたり、人に物やお金を施すことをいいます。そしてこれは大切な仏教の修行の一つです。喜んで捨てると書きますが、喜ぶというのは施しをした相手と共に幸せを分かち合い喜ぶということ。捨てるというのは、自分自身の物やお金を執着する思いを捨てるということ。自分自身の生活を維持する為の物やお金は当然必要ですが、私たちは人に施し共に幸せを分かち合う生き方を実践していかなければなりません。
    材木を提供してくださった墓檀家様は大切な喜捨のご修行をされました。さらに喜捨は物やお金だけではなく、相手が喜ぶ愛情のある言葉であったり行動も立派な喜捨です。自分も相手も幸せになる喜捨を行っていきましょう。合掌

    Before

    Before

     

    After

  • 達磨様の努力

    2019年10月01日

    10月になりました。
    皆様いかがお過ごしでしょうか?
    10月5日は達磨忌(だるまき)と呼ばれる達磨様のご遺徳を偲んだ法要が、曹洞宗寺院で行われます。
    達磨様は150歳まで生きた方と言われております。60歳を過ぎてから中国へ行き、亡くなる直前まで仏様の教えを伝え続けられました。ただ仏法を口で伝えるだけではなく、達磨様は坐禅の実践を大切にされました。「ダルマ」と聞くと皆様は手足のないダルマの人形を想像されるかと思いますが、あれは長く坐禅を続けてこられて手足が朽ちて無くなってしまったからと言われております。達磨様の努力があり、今の曹洞宗があるのです。
    諦めることなく精進し続ける達磨様のお姿を私たちは見習わなければなりません。合掌
  • お地蔵様の御堂

    2019年09月01日

    9月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。お盆も終わり少しずつ涼しくなってまいりました。

    先月中旬、妙見寺駐車場隣にございますお地蔵様の御堂(像を安置する小さなお堂)を新調する為、住職と副住職がお性根抜き・お性根入れの法要を執り行いました。

    この地蔵様と御堂は赤坂町(妙見寺周辺の地域)で管理されているお地蔵様で、この度地蔵盆(子供たちが各お地蔵様にお参りする行事)に合わせて古い御堂から新しい御堂に新調することになりました。 お地蔵様は地域や子供の守り神としてとても親しまれております。さらに地蔵様はお釈迦様が亡くなり、56億7千万年後に私たちをお救いしてくださる弥勒菩薩様が現れるまでの間、私たちをお救いしてくださる仏さまと言われております。

    地蔵様は厳しい暑さ寒さも顧みず、いつも道端で私たちを見守ってくださっているのです。そういう意味では地蔵様は私たちと一番距離の近い仏様と言えるのではないでしょうか。 お地蔵様の横を通られる時は、お手を合わせて感謝の気持ちを届けましょう。合掌

     

    古い御堂


    新しい御堂

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