妙見寺ブログ

  • 坐禅指導

    2015年07月31日

     ご縁をいただきまして、ホームステイで来日されたイギリスの学生が妙見寺へお越しくださいました。坐禅に興味があるとのことでしたので、写真は坐禅指導をしているところです。普段は日本語で坐禅指導はさせていただいておりますが、英語での説明は始めてでしたので、不安もありとても苦戦致しました。しかし真剣に話を聞いてくださり、坐禅中姿勢に気をつけながら一生懸命坐禅させる姿に感動致しました。また、ローマ字に変換した般若心経もお唱えしていただき、私にとってもとても貴重な時間を過ごさせていただきました。これからも様々な方に坐禅に興味をもっていただき、妙見寺へお越しいただきたいものです。合掌。

  • 韋駄天

    2015年06月27日

    今年の梅雨は皆様如何お過ごしでしょうか?

    太子町は夜中によく雨が降っており、昼間は曇りや晴れた日が多い為、外の作業もしやすい一ヶ月となりました。

     さて、本日はお寺の守護神である、『韋駄天(いだてん)』様についてお話をさせていただきます。皆様は韋駄天様がどのようなお方がご存知でしょうか?韋駄天様はもとはバラモン教の神さまで、仏教に取り入れられ、四天王の増長天に仕える守護神でございます。現在では韋駄天と聞くと、「韋駄天走り」という言葉を使うように、非常に早く走ること、足の早い人のことを指したりします。それにも由来がございます。お釈迦様が亡くなられた後、その歯(仏歯)を盗んだ不心得者がおり、その不心得者を韋駄天様が早足で追いかけ、無事取り戻したという言い伝えがございます。それから足の速い人を韋駄天と言うようになったのです。
     そしてさらに私たちの普段の何気ない言葉の中にも韋駄天様に由来する言葉がございます。それは「ごちそうさま」という言葉でございます。普段食事の終わりに私たちが何気なく使っているこの言葉ですが、これは正確には「ご馳走様」となります。「走り回る」という意味である「馳走」が、韋駄天様が駆け巡って食物を集めたことに由来し、食物を用意してくださった人たちに感謝の気持ちを込めて、「ごちそうさま」という謝意を表す言葉が生まれたわけでございます。

     妙見寺にも韋駄天様は、お寺の庫裡に守護神として祀られております。合掌。

  • 峨山韶碩禅師

    2015年05月20日

    気温が少しずつ上昇し、汗ばむ時期になってまいりました。皆様体調お変わりなく如何お過ごしでしょうか?

     私たち僧侶は、5月に冬の衣から夏の衣に衣替えを致します。お月参りへ行きますと、冬の厚い生地から、薄い生地の衣を着ている私を見るなり、「和尚さんその衣、涼しそうやね」とおっしゃられる方がいますが、正直あまり暑いという点では変わりありません。薄い生地の長袖を着ているという、ほんの少しの変化なのです。
    こんなことを言うと仏様に怒られますが、僧侶もクールビズにあやかりTシャツや作務衣で快適にお参りをしたいものです(笑)。
     そんな話はさておき、今年は總持寺二祖である峨山韶碩禅師(がさんじょうせき ぜんじ)様の650回大遠忌(だいおんき)の年でございます。大遠忌というのは法事の1周忌3回忌と同じようなもので、通例で50回忌以降、50年毎に行います。宗派の発展に深く関わった祖師方の法要を大遠忌と呼びます。
     皆様の中には、峨山様をご存知ない方が多いかもしれません。曹洞宗の大本のお寺は二カ寺ございまして、福井県永平寺(えいへいじ)と神奈川県鶴見にあります總持寺(そうじじ)でございます。永平寺をお開きになられたのはご承知の通り道元(どうげん)様です。總持寺は瑩山(けいざん)様です。
     曹洞宗のお仏壇には、中国から正伝の仏法を日本に伝えた「道元」様。その道元様の教えを日本全国に広め、曹洞宗の礎を築かれました「瑩山」様。そしてご本尊様であるお釈迦様を含めた『一仏両祖(いちぶつりょうそ)』を大切におまつりしております。
     話は戻りますが、日本全国に曹洞宗を広められた「瑩山」様のお弟子様が、先ほど申しました峨山韶碩様でございます。この方も多くのお弟子様を育てられ、曹洞宗の発展の一翼を担われた大変尊い方でございます。峨山様の詳しいお話はまたの機会にさせていただきますが、今回の大遠忌のテーマが『相承(そうじょう)』、つまり受け継ぐという意味でございます。

    はるか昔の先人の偉業や智慧を知ることは、私たちのルーツや生き方見つめなおす大切な機会でもあります。教えを受け継ぎ実践ができればとても素晴らしいことかと思います。もし機会がありましたら大本山總持寺に足を運んでみては如何でしょうか。合掌。

  • 工事3

    2015年04月27日

    今月は寒の戻りの影響により気温が低い日もありましたが、草木が生い茂り、うぐいすの鳴き声がきこえすっかり春らしくなりました。

     春になるとどこのお寺でもそうなのですが、外の作務(掃除)が多くなります。新芽に変わっていくこの時期は枯葉が多く、掃除がとても大変です。草木の消毒も僧侶の役目!ということで、写真はありませんが境内の草木に噴霧器で消毒を行いました。毛虫にやられ樫の木や桜の木が枯れることのないよう、木陰で休まれる皆様の肩に毛虫が落ちてくることのないよう、不殺生とは理解しておりますが、無用な殺生はせぬよう心がけ作業させていただきました。

     墓地に関してですが、今月なんとか墓地に行く道路ができました。これからも工事を続いてまいります。合掌。

  • 工事2

    2015年03月24日

    三月の中旬は温かくなりましたが、後半にかけてまた寒くなりました。三寒四温と申したりもしますが、その繰り返しで桜が眺められる季節がやってくると思うと、とてもうれしい気持ちになりますね。
    道の工事も着々と進んでおります。私も住職も、簡単な作業ならと、工事を手伝っております。合掌。

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