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道元様の有名な詩
2025年02月01日
2月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒い日が大半でしたが、ポカポカした日も多くわりと過ごしやすい1月となりましたね。
1月初旬に檀信徒様より蝋梅を本堂のお供えとしていただきました。とても綺麗な花が咲き心地よい香りが本堂いっぱいに広がりました。感謝申し上げます。
さて、先月の話ですが、1月26日は福井県の永平寺を開かれた道元禅師様の誕生日でした。
そこで今回は道元様の有名な詩をご紹介させていただきます。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 涼しかりけり」これは四季それぞれの特徴を詩にしたものです。最後の「涼しかりけり」というのは、「心地よい」という意味です。
道元様は四季の全てが心地よい・素晴らしいと言っています。
様々な解釈はありますが、私はこの詩からこのようなことを学びました。
「変化を前向きに受け入れ、変化を大切にし、一日一日をじっくり生きる」皆さんは気づいたら、春になると花粉が嫌だ!夏になると蚊が出てきた!暑い!秋になると一瞬で終わる!冬になると寒~い!と年中文句を言っていることはありませんか?(笑)これは変化を嫌っているからです。
嫌っていては何も楽しいことはありません。季節の変化を前向きに受け入れ、道元様のように花が咲いた喜び、鳥のさえずり、美しい紅葉など、変化していくことに喜びを感じ、日々の日常に感謝して生きていくことが大切なのではないでしょうか。
ありのままの変化を楽しみ、じっくり今を生きていきましょう。
今月の予定ですが、坐禅会は2月9日(日)午前7時半より予定しております。
うたごえの会も予定通り2月19日(水)午前10時半に開催いたします。
ご参加お待ちしております(^人^)