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ツバキの花が咲き始めました
2014年01月27日
寒さ厳しい日が続いております、皆様いかがお過ごしでしょうか?
妙見寺ではツバキの花が咲き始めました。
このような寒い時期に咲く花を見ますと、ものすごく元気をいただきます。
仏教では「一行三昧(いちぎょうざんまい)」という禅語がございます。一つのことに精神統一して邁進するという意味です。禅の修行に於いては、主に自分の心と向き合う「坐禅」。厳しい冷え込みの中、浄財を求めて民家や商店などを回る「寒行托鉢(たくはつ)」がそれにあたります。しかし一行三昧は坐禅や托鉢だけに限りません。
仕事をしている時、勉強をしている時、お掃除をしている時。どこにいても、どんな環境でも無心になって励み、心の中がおだやかに静まり乱れない状態こそ、それもまた「一行三昧」です。私達は現代の情報化社会の中で、自分の心があっちへ行ったりこっちへ行ったり、心の定まらぬままに毎日を過ごしてしまうことがあります。その様なことにならぬよう、無心になって努力を惜しまず、寒い冬にも負けず見事な花を咲かすツバキのように、日々精進してまいりたいと思います。合掌。