妙見寺ブログ

  • 2024年元旦

    2024年01月01日

    令和六年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

     昨年五月八日より新型コロナウイルスは五類となり、まだまだ気は抜けませんが以前の私たちの生活が戻ってまいりました。妙見寺でも法事を対面で行う機会が増え、二,三年ぶりにお会いさせていただく檀信徒様も多くいらっしゃいました。お電話越しでお声を聞くのも良いですが、私は実際に皆様とお会いしてご一緒にお手を合わせ、仏壇の前でお経をお唱えすることがこんなにもありがたいことかと改めて実感致しました。コロナは私たちの距離を離し生活を変えてしまいましたが、コロナは私たちの普段の生活、ご一緒にお参りをするということがどれだけかけがえのないものであったのかを教えてくれたのかも知れません。今年も皆様とお会いしご一緒に仏様の前でお手を合わせられる一年になりますことを心から願っております。

     今年は辰年です。恐れ多くも私は辰年ですので今年は年男、とても大切な年となりました。龍は仏教と関係が深く、皆様も色んなお寺を参拝するたびに龍の描かれた絵や彫り物をご覧になられたことがあるのではないでしょうか。龍と仏教について様々な説がありますが、龍は元々インド神話に出てくるナーガという蛇の神様が起源と言われています。それがお釈迦様の時代から八部衆(はちぶしゅう)と言われる仏教の教えや仏教徒を護る神々の一つとして組み込まれ、仏教がインドから中国、中国から日本へ伝来していく中で今の龍の形になったと言われています。日本では龍は仏教を護り、水をつかさどる神として大切にされています。そんな仏教とかかわり深い龍。今年は龍の様に勢いがあり活気づく一年になるのではないでしょうか。

     皆様の益々のご健康とご多幸、実り多き一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。今年も皆様にお会いできますことを楽しみにしております。合掌

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