妙見寺ブログ

  • 節分

    2023年02月07日

    2月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
    先月は太子町でも雪が降り全国的に気温の低い一か月となりました。まだまだ寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください。

    さて、先日2月3日は節分でしたね。皆様はどのような節分をお過ごしになられましたでしょうか。コロナの影響で大規模な節分祭は自粛されておりますが、各ご家庭ごとに豆まきや恵方巻を食べられ賑やかに過ごされたのではないでしょうか。

    「節分」とは四季の変わり目を表し、四季の中でも冬から春の変わり目は年の変わり目を表します。旧暦では現在の2月3日頃が年の変わり目とされていました。今年は1月22日が旧暦の正月で、中国、韓国、台湾、アジアのあらゆる場所では前後数日間が祝日になり新年をお祝いされるようです。

    日本では節分の時期は昔から年の変わり目に鬼に大豆を投げて退治するという伝統があります。皆さんこの節分の「鬼」とは何かご存知でしょうか?それは私たち自身の悪い心のことです。自分の悪い心のことを鬼に例えてます。

    節分ではその悪い心の鬼を退治するために豆を投げます。例えば、人に悪口を言ってしまって後悔をしてしまったことがあるなら、悪口を言う自分の悪い心を退治するために豆を鬼に投げます。また食べ物で好き嫌いがあるなら、好き嫌いをする自分の悪い心を退治するために、豆を鬼に投げます。

    なぜ豆を投げるかというと、色んな諸説があるのですが、「豆」は「魔滅」とも読むことができ、悪魔を滅することを表します。ですから豆を鬼に投げるわけです。

    鬼(自分自身の心の鬼)を退治して心穏やかに素敵な一年を過ごしてまいりましょう。

     

    下の写真は先日妙見寺に現れた鬼です。とても手ごわい鬼でしたが何とか息子が豆を投げて退治いたしました(^^)

     

pagetop