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33観音お砂踏み
2022年04月01日
4月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
妙見寺では先月下旬より木蓮の白い花が美しく開花しております。冬が終わり草花が豊かに成長する春の訪れを感じます。
さて、今回も副住職の赴任させていただいておりますハワイ島ヒロ大正寺での活動の紹介ですが、先月「西国三十三所観音霊場 お砂踏み 法要」が開催されました。
皆様お砂踏みとは何かご存知でしょうか?お砂踏みとは、四国八十八か所霊場や西国三十三所観音霊場などの巡礼をするにあたり、各お寺を参拝できない人(病気を患っていたり遠方に住んでいるなどの理由)の為に、その各お寺の本尊様の写し仏をお祀りし、各お寺から頂戴した境内の砂を写し仏様の前に敷き、それぞれのお砂を踏んでいくというものです。そうすることによって各お寺に巡礼をした時と同じ功徳を得られると言われております。
ハワイの曹洞宗のいくつかのお寺には西国三十三所観音の仏様、並びにお砂がおまつりされておられます。その為ヒロ大正寺でも1929年よりお祀りし、それ以降2月か3月に西国三十三所観音霊場 お砂踏みの法要を毎年開催しております。ハワイの人にはあまり興味がないのではと思っておりましたが、その逆でハワイの方にはとても人気で、多くの方が毎年お砂踏みに参加されます。
おそらくハワイにいても日本のお寺に参拝ができる、またハワイでは観音様が人気ですので観音様の慈悲のお力を授かることが出来るという理由から多くの方が参加されるのではないでしょうか。
皆様ももしハワイに来られる機会がございましたら、ハワイで西国三十三所観音霊場 お砂踏みをしてみてはいかがでしょうか?合掌