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コロナウイルス
2020年04月01日
4月になりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナウイルスの影響によりこの一か月で私たちの生活は大きく変わってしまいました。先の見えない不安もあるかとは思いますが、私たちは気持ちを落ち着け、冷静に物事を判断していかなければなりません。まずはできる限り外出は控え、手洗いうがいをこまめにして感染を防いでいくことが今私たちができる最善の行為ではないでしょうか。
妙見寺では先月、世界中のコロナウイルスで亡くなられた方々の為に祈りを捧げる物故者供養、並びに早期終息を祈る鎮静祈願を本堂にて勤めさせていただきました。
妙見寺の御本尊様は十一面観音菩薩様です。十一面観音様は十一の顔を持ち、それらを四方に向け、救いを求める人々を常に見ていらっしゃいます。深い慈悲により一切の苦しみを抜き去る功徳を施すと言われております。さらに妙見寺の十一面観音様には言い伝え残っており、8世紀半ばに疱瘡(ほうそう:天然痘ウイルスを病原体とする感染症)が西日本で大流行した際、多くの方々が亡くなったそうです。その時この十一面観音様にお祈りを捧げたところ、たちまち疱瘡は病み人々は救われたという文献が残っております。妙見寺住職、副住職は皆様が一日でも早く平穏無事な元の生活に戻れますことを切にお祈り申し上げます。強いお心を持ち、明るく毎日を過ごしてまいりましょう。合掌