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喜捨
2019年11月01日
11月になりました。寒くなってまいりましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、老朽化している妙見寺の本堂をご覧になられた墓檀家様が、新しい材木を寄付してくださいました。大変ありがたいことでございます。住職がその材木をとりつけ、写真の通り本堂の正面が美しくなりました。
仏教には「喜捨(きしゃ)」という言葉がございます。これはお寺に寄付をしたり、人に物やお金を施すことをいいます。そしてこれは大切な仏教の修行の一つです。喜んで捨てると書きますが、喜ぶというのは施しをした相手と共に幸せを分かち合い喜ぶということ。捨てるというのは、自分自身の物やお金を執着する思いを捨てるということ。自分自身の生活を維持する為の物やお金は当然必要ですが、私たちは人に施し共に幸せを分かち合う生き方を実践していかなければなりません。
材木を提供してくださった墓檀家様は大切な喜捨のご修行をされました。さらに喜捨は物やお金だけではなく、相手が喜ぶ愛情のある言葉であったり行動も立派な喜捨です。自分も相手も幸せになる喜捨を行っていきましょう。合掌Before
After