妙見寺ブログ

  • 文殊舎利菩薩

    2019年02月01日

    あっという間に2019年の1月も過ぎてしまいましたね、皆様如何お過ごしでしょうか。
    今月は皆さんに下の写真の仏様についてご紹介をさせていただきます。これは皆さん何の仏様かわかりますか?
    これは文殊舎利菩薩(もんじゅしゃりぼさつ)という仏様です。お釈迦様の脇侍にあたり、智慧の仏様と言われており、「三人寄れば文殊の知恵」という言葉で有名ですね。
    文殊様は禅宗のお寺ではとても大切な仏様で、坐禅堂の真ん中に起き、坐禅の修行を見守る仏様と言われております。この写真の文殊様は先日、副住職の赴任先のお寺に寄付されたものです。サイズは約25センチほどの木彫りの像です。
    修行道場ではこの10倍ものサイズの文殊様が置かれ、修行僧の禅修行を励ましてくれます。文殊様が何をもっているかわかりますか?右手に剣、左手に巻物を持っています。これらは智慧の象徴と言われています。右手の剣は相手を傷つけるものではありません、人々のかかえる煩悩や間違った考を断ち切る力があると言われております。左手の経典は仏の教えを記した巻物です。文殊様は常に努力を惜しまず勉強され、私たちを正しい道に導いてくれるといわれております。そして常に結跏趺坐を組まれ坐禅をしており、その下には大きな獅子が文殊様を支えています。獅子は煩悩を防ぐ守り神なのです。
    どうでしたでしょうか、文殊様は様々な特徴がある大変興味深い仏様です。
    皆さんももし禅のお寺へ行く機会があれば、是非探してみては如何でしょうか。合掌

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