妙見寺ブログ

  • 明けましておめでとうございます

    2018年01月01日

    謹んで新年のご挨拶を申し上げます。当山も檀信徒皆様のご慈愛を賜り、新年を迎えることが出来ました。心より感謝申し上げます。
    二〇一八年を迎え、皆様はどのようなお正月を過ごされてますでしょうか?ご家族でおせち料理を食べたり、旅行へ行かれたりと各々素敵な時間を過ごされていらっしゃることかと思います。
     今月は皆様にこんな禅語をご紹介させていただきます。それは「愛語(あいご)」です。これは我々曹洞宗の開祖である道元禅師様が説かれた教えの一つです。これはそのままの意味で「愛のある言葉を伝える」という事です。愛のある言葉は「ありがとう!」「うれしい!」など、感謝をする時だけではありません。「大丈夫?」「気をつけなさい!」など、励ましたり、人に注意をする言葉も、そこに相手を思いやる真心があれば立派な愛語なのです。
     さらに、道元禅師様は愛語についてこのような言葉をおっしゃっています。「面と向かってまごころや愛のある言葉を聞くと、人は喜びが顔にあらわれ、心がゆたかになります。」
    最近は人と向かい合うより、テレビや携帯電話と向かい合う時間の方が多いのではないでしょうか。愛語こそ人の心を豊かにし、自分自身が生きる喜びを感じることのできる大切な行いです。身の回りには好きな人、苦手な人、必ずいると思いますが、どんな人にも平等に愛語を使える人になりましょう。それが仏様の願う大切な生き方です。
     それでは皆様のご多幸とご健勝を心から祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。合掌。

pagetop